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第12回 防災計画研究発表会
     −防災・減災の総合化に向けて−

2016年4月に熊本県を襲った地震は,前震・本震で震度7を計測し,その後も長期間にわたり余震が続いたことで被災者の不安が増大しました。地震により緩んだ地盤は,その後の集中豪雨で土砂災害を引き起こし,複合連鎖災害が社会に及ぼす影響が様々な形で顕在化することとなっています。

異常な自然現象が頻発する中では,災害時の被害を最小限にとどめんとする減災の考え方が重要視されていますが, 減災社会を実現するための対策は,実現することが困難なものが多く,そこに存在する課題は多岐に亘りかつ複雑であるため, その課題解決には様々な分野の研究者が個々に取り組むだけでなく,相互に知恵を出し合い連携しなければならなりません。 さらに,このような形で得られた知見は,災害に立ち向かう地域に還元される必要がありますが, 知見を活かすには,地域に災害文化を醸成しておくことが求められるのも事実です。

本研究発表会では,地域防災に携わる土木工学,建築学,地学,情報学,心理学,社会学などの研究者および実務者が一同に集い, 実践的・理論的な研究発表を行い,それらについて様々な視点から討議するとともに,地域防災に関する今日的課題や今後の展開について議論する場とし, 防災計画学の体系化を目指します.

また,ここで得られた知見が各地域に還元されることにより,全国各地の地域防災力が向上することを期待しています. 平常時から広く地域防災力に関する情報交換を行い,研究上の課題を継続的に発見して対応し,その成果を共有化するとともに, 社会に還元していくためのネットワーク構築を目指しています.

防災計画,地域防災システムに携わる多くの研究者・実務者に参加していただけると幸甚です.

  1. 日 時―――2016年9月15日(金),16日(土)
  2. 場 所―――京都大学 宇治キャンパス 【アクセスマップ】
  3. 主 催―――NPO法人 国際総合防災学会(NPO IDRiM Society),土木学会 土木計画学委員会 減災計画研究小委員会,京都大学防災研究所
  4. 参加費―――無料
  5. 懇親会―――9月15日セッション終了後に開催予定
  6. 発表件数――30件程度
  7. 申込締切――研究発表:2017年8月10日(木)
          聴講のみの場合:当日参加でも可能ですが,資料準備の都合上,9月8日(金)までに登録いただけますと幸いです.
  8. 申込方法――下記のページより登録を行ってください.
           【発表希望者】はこちら
           【聴講希望者】はこちら

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