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第6回 防災計画研究発表会
     -東日本大震災後の地域防災-

2011年3月11日に発生した東日本大震災は,岩手県・宮城県・福島県を中心とする地域で 地震,津波,原発事故という災害連鎖を生み,死者・行方不明者を含めると2万人以上の人的被害を生みました.また,同年7月30日に新潟・福島を襲った記録的豪雨は堤防決壊,橋流出を引き起こし,やはり巨大な被害を出しています.このような大規模災害を経験し,防災研究はこれまでの枠組みからの見直しが図られつつあります.しかしながら,そこに存在する課題は多岐に亘りかつ複雑であるため,その課題解決には様々な分野の研究者が個々に取り組むだけでなく,相互に知恵を出し合い連携しなければならなりません. 本研究発表会では,地域防災に携わる土木,建築,情報学,心理学,社会学などの研究者および実務者が一同に集い,実践的・理論的な研究発表を行い,それらについて様々な視点から討議するとともに,地域防災に関する今日的課題や今後の展開について議論する場とし,防災計画学の体系化を目指します.

また,ここで得られた知見が各地域に還元されることにより,全国各地の地域防災力が向上することを期待しています.さらに,平常時から広く地域防災力に関する情報交換を行い,研究上の課題を継続的に発見して対応し,その成果を共有化するとともに,社会に還元していくためのネットワーク構築を目指しています.

防災計画,地域防災システムに携わる多くの研究者・実務者に参加していただけると幸甚です.

  1. 日 時―――2011年9月22日(木),23日(金),24日(土)(24日(土)はICCEM2011との共同セッションとなりました.詳細は下記参照)
  2. 場 所―――京都大学 防災研究所 連携研究棟 301号室(大セミナー室)
    京都大学宇治キャンパスへのアクセスは下記をご覧ください
    http://www.uji.kyoto-u.ac.jp/campus/map.html
    また,防災研究所連携研究棟は下記地図の青⑥の建物(旧巨大災害センター)です.
    http://www.uji.kyoto-u.ac.jp/campus/map.pdf
  3. 主催―――NPO法人 日本総合防災学会(NPO IDRiM Society)
  4. 後援―――日本ケースステーション・フィールドキャンパス研究連合(Japan CASiFiCA),
            土木学会・土木計画学研究委員会・地域防災システム研究小委員会,日本自然災害学会,
            日本グループダイナミックス学会,地理情報システム学会
  5. 定 員―――120名まで(一般発表件数は30件程度を予定しています.)
  6. 参加費―――無料
  7. 懇親会費―――一般 2500円,学生 1000円(9月23日セッション終了後に開催)
  8. 申込締切――研究発表:2011年9月12日(月)
          聴講のみの場合:当日参加でも可能ですが,資料準備の都合上,2011年9月20日(火)までに登録いただけますと幸いです.
  9. 申込方法――下記のページより登録を行ってください.
           【発表希望者】はこちら
           【聴講希望者】はこちら

プログラム(予定)

9月22日(木)
12:30-13:00受付
13:00-13:10オープニング
13:10-14:50(司会)
秀島栄三
柴崎隆一(国総研)東日本大震災による主要港湾における物流の被害と復旧状況(中間報告)file要旨 スライド
伊藤秀行(ピーアイ物流企画)被災初期の救援物資配送・供給方式の合理化の検討-物流技術導入の現場からみて-file要旨 スライド
倉内文孝(岐阜大)ポテンシャルアクセシビリティを考慮した接続脆弱性概念に基づく道路ネットワーク評価file要旨 スライド
瀧川悠(電通大)時空間ネットワークを用いた災害時燃料輸送モデルfile要旨 スライド
14:50-15:05昼食
15:05-17:10(司会)
倉内文孝
高木朗義(岐阜大)住民ワークショップを活用した土砂災害ハザードマップの作成促進-岐阜県の試みfile要旨
照本清峰(和歌山大)地域の防災対策の検討のためのワークショップと防災訓練の設計file要旨 スライド
中西宣敬(滋賀県)避難勧告等の判断支援方策file要旨 スライド
秀島栄三(名工大)被災地の状況と復旧過程を正しく伝えるためのウェブサイトthe Voices from the Fieldの運営についてfile要旨 スライド
神谷大介(琉球大)2010年10月奄美大島豪雨災害における災害特性と課題file要旨
17:10-17:20休憩
17:20-18:20(司会)
多々納裕一
総合討論1
9月23日(金)
09:30-10:00受付
10:00-11:45(司会)
横松宗太
畑山満則(京都大)東日本大震災における罹災証明・被災者支援事業ワンストップ化システムの構築file要旨
梶谷義雄(京都大)東日本大震災の報道情報にみる防災公共政策の整理file要旨 スライド
安田成夫(京都大)日本近傍において将来起こりうる航空路火山灰の分布並びにそのモニタリングfile要旨 スライド
岡田憲夫(京都大)参加型防災計画の課題と挑戦-「生存の淵に立つリスク」を見据えてfile要旨 スライド
11:45-12:45昼食
12:45-14:50(司会)
梶谷義雄
多々納裕一(京都大)震災の経済的影響評価のための分析枠組みの構築へ向けてfile要旨 スライド
武藤慎一(山梨大)SCGEモデルによる東日本大震災のマクロ経済的影響評価file要旨 スライド
大塚賢二(地活アソシエイツ)東日本大震災後の地域金融機関におけるBCP見直しのポイントfile要旨 スライド
横松宗太(京都大)カタストロフリスクのリスクプレミアムfile要旨
藤見俊夫(熊本大)リバタリアン・パターナリズムに基づく耐震補強促進政策の定量評価file要旨 スライド
14:50-15:00休憩
15:00-15:45(司会)
畑山満則
基調講演
南正昭(岩手大)
岩手三陸における復興まちづくり -現状と課題-
15:45-15:55休憩
15:55-17:15(司会)
安田成夫
岡安徹也(国土技術研究センター)新たな治水計画のあり方に関する研究file要旨 スライド
竹内裕希子(京都大)災害後における学校教育の持続性と学校施設の安全性・地域公共性に関する研究file要旨
柿本竜治(熊本大)水害リスクコミュニケーションのため地域防災学習支援システムの開発file要旨 スライド
17:15-17:25休憩
17:25-18:05(司会)
高木朗義
総合討論2
18:05-18:10クロージング
18:10-18:30懇親会準備
18:30-20:30懇親会

国際危機管理学会(International Conference on Crisis and Emergency Management, ICCEM)のご案内

ICCEMの概要につきましては,こちらをご覧下さい. fileICCEM2011.pdf

9月24日(土)は「第6回防災計画研究発表会」との共同開催になっております. 当日午後には共同セッションを企画しております.是非,積極的なご参加をお待 ちしております.さらに,引き続いて25日(日)のご参加についても,お願い申し 上げる次第です.

つきましては,9月24日(土),25日(日)の発表申し込みについて,ご案内申し上 げます.両日のセッションは英語で行われます.22日(木),23日(金)に日本 語で発表される方は,同じ内容を英語で話されるかたちでも結構です.

期限等は以下のように設定しております.

タイトルやアブストラクトの提出は事務局・横松宗太まで,メール (iccem2011@imdr.dpri.kyoto-u.ac.jp)にてお願いします.

また,レセプションや昼食の準備の都合上,「聴講のみ」を含む全ての参加者の 方は9月7日(水)までに以下のフォームにより,事務局 (iccem2011@imdr.dpri.kyoto-u.ac.jp)までご連絡いただければ大変助かります.

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"国際危機管理学会" 参加申し込み

お名前: ご所属:

・参加時間帯(該当するものを残してください) 24日 午前 昼食 午後 レセプション 25日 午前 昼食 午後 

・発表の有無(該当するものを残してください) 発表あり 聴講のみ

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